自立援助ホーム連絡会について
- #2022
岡山NPOセンターでは、KOTOMO基金事業を通じて子ども支援を行う各団体との連携を進めています。その中で「岡山県内の自立援助ホーム*職員どうしの相互連携を強化したい」との声を受け、ハルハウスとの協働により「自立援助ホーム連絡会」を2021年度4回、2022年度7回開催しています。
*自立援助ホーム…家庭や施設を出て働く若者たちが入居し、自立に向けた支援を行う。
2022年度時点では岡山県内5法人6ホームすべてから実務担当者が参加し、概ね2か月に1回程度集まり、支援に関するゆるやかな情報交換を行っています。
また2022年度からは、「支援を行う側の人を支える」支援者支援の仕組みづくりにも取り組み始めています。
<参加者>
ホーム名 | 運営団体 | 所在地 | URL | |
1 | 太陽 | NPO法人未来へ | 津山市 | http://npomirai.org/児童自立援助ホーム太陽 |
2 | そよ風 | NPO法人未来の風 | 倉敷市 | https://mirainokaze.net/ |
3 | Quatre (キャトル) |
NPO法人ゆいか | 津山市 | https://npo-yuika0004.com/自立援助ホーム「quatre」/h |
4 | ソレイユ | NPO法人土田の里 | 岡山市 | https://tutida.group/soleil |
5 | あてんぽ | 認定NPO法人子どもシェルターモモ | 岡山市 | https://shelter-momo.org/facilities/index.html |
6 | 学南ホーム | 岡山市 | ||
事務局 | ||||
― | ハルハウス | 開催調整、ファシリテーター | ||
― | NPO法人岡山NPOセンター | 全体調整、会議録作成 |
<これまでの開催実績>
回数 | 日時 | 場所 | 参加者数 (事務局除く) |
内容 |
2021年度 | ||||
第1回 | 2022年1月27日(木) 13:30~15:30 |
zoomによるオンライン | 5名 | (フリートーク) 自己紹介、通院の支援について、他の支援機関との連携について、支援の終了時(退所等)について、処遇改善加算について 等 |
第2回 | 2022年2月16日(水) 13:30~15:30 |
zoomによるオンライン | 4名 | (フリートーク) 問題行動を起こしやすい子どもの受け入れや対応について、その相談に対する他のホームからのアドバイス、コロナ禍での対応・PCR検査について、ステップハウスの使い方について 等 |
第3回 | 2022年2月24日(水) 13:30~15:30 |
zoomによるオンライン | 7名 | (フリートーク) 食事メニューの工夫について、入居者対応のチェックリストについて 等 |
― | 2022年3月10日(木) 13:30~15:00 |
ハルハウス | 3名 | 本会に未参加であったホームへの活動紹介と参加のお声がけ |
第4回 | 2022年3月24日(木) 13:30~15:00 |
zoomによるオンライン | 5名 | (フリートーク) アルバイトを休みがちな子どもへの対応について、イライラしがちな子どもへの対応について、ホームと地域とのつながりについて、本会の次年度継続について 等 |
2022年度 | ||||
第1回 | 2022年4月28日(木) 13:30~15:00 |
zoomによるオンライン | 6名 | (フリートーク) 改めて自己紹介、通信高校進学希望者への学費支援について、4月に入職した方の感想や不安(電話対応など)、連絡が取りづらい子どもへの対応について 等 |
第2回 | 2022年6月23日(木) 13:30~15:00 |
zoomによるオンライン | 9名 | (フリートーク) 「子どもの権利の勉強会」へ参加した方からの話題提供、子どもへの注意の仕方と依存について、スマホの利用制限や管理について、一般就労が難しい子どもへの支援について、自立支援担当職員の加算について 等 |
番外編 | 2022年7月13日(水) 16:00~18:00 |
zoomによるオンライン | 5名 | 自立支援担当職員加算について、他県のホームから活用事例について学ぶ |
第3回 | 2022年8月25日(木) 13:30~15:00 |
zoomによるオンライン | 6名 | (フリートーク) 利用者の受け入れについて(あるホームから別のホームへ)、本会の取り組み紹介(寄稿)について、自立支援担当職員の加算について、支援件数のカウント方法について、支援を行う側のセルフメンテナンスについて、他県の支援事例について、精神科を受診している子どもの服薬について 等 |
第4会 | 2022年10月27日(木) 13:30~15:00 |
zoomによるオンライン | 8名 | (フリートーク) 「神奈川県の実践から学ぶアフターケア」について話題提供、施設を出た子どもの支援連携について、子どもと関わる中での飲食費や雑費などをどこまで経費とするかについて、支援をする中で感じるストレスについて、子どもと関わるうえでの職員のプライバシー保護について 等 |
第5回 | 2022年12月26日(月) 13:30~15:00 |
zoomによるオンライン | 5名 | (フリートーク) 入所者のコロナ感染時の対応と消毒液等必要経費の補助について、子どものお金の管理について、支援者支援の相談窓口について 等 |
第6回 | 2023年2月24日(木) 13:00~16:00 |
きらめきプラザ | 9名 | 新年交流会 ・改めて、この連絡会はどういう場なのか? ・各ホームからの相談、困りごと、共有したい事例など ・「支援者支援」について 講師:岡山大学 学術研究院ヘルスシステム統合学域 看護科学分野 岡山大学 医学部保健学科 看護学専攻 基礎看護学領域 原田 奈穂子さん |
▼2022年度 第6回(新年会)のようす
▼自立援助ホーム連絡会は、参加者みなさんにとってどんな場所?(意見・感想)
・自分以外の人の「やりくりの方法」が学べる ・「なかま」としての意見がきける ・参加してよかったこと。いろいろな支援者の方に会える。 ・関係をつくれる ・困っているのは自分だけではないと感じることができる。 ・共通の悩みや困りごとなどその他なんでも話せたら良いと思います。 ・参加して良かったこと!! 独りで悩むことが無くなったこと!! ・悩んでいたり、しんどい思いをしているのは自分だけではないと思える ・「はじめて」同じ立ち位置の方ばかりなので、苦労を分ちあえたら良いです ・日々のよかったこと、こまったことをシェアしあえる ・お話することで明日からも頑張ろうという気持ちになれる ・いろいろな情報を受けることができる。 ・「仲間?!」日々苦労していることが共有できて元気になれる ・気晴らしになってます。 ・安全におしゃべりできる ・ずっと続ける居場所があることが大切だと思っている ・この会を通じて大切な人が増えた!! ・オフィシャルすぎず話せる ・わきあいあいと楽しく過ごせたらいいな、と思います ・仲間が増えた ・安全地帯を作れた ・新しい企画を作れた ・自分から他のスタッフに相談するようになった!! ・つながりが持てた!! |
(2022年度 第6回(新年会)にて)
▼自立援助ホーム連絡会のルール(2022年度 第6回(新年会)にて)
1.秘密は守られます。 2.否定と責めることをしません。 3.人のお話を聞くときは、自分の価値観を脇におく。 4.1人1回発言ができる場にします。「パス」も一言のうち。 5.会が終了するときには、みんなで笑顔になります。 |
本事業は、特定非営利活動法人エティックが「民間公益活動を促進するための休眠預金等に係る資金の活用に関する法律(休眠預金等活用法)」に基づく2019年度資金分配団体として選定され実施する「子どもの未来のための協働促進助成事業」による助成を受け、特定非営利活動法人岡山NPOセンターが「おかやま子ども基金(仮)」創設を核とした子どもの虐待・貧困等0を目指すオール岡山体制構築事業」の一環として実施しています。